
もくじ
iMICE G-1800(E-1800)ってどんなマウス?
クリックしたときの感触が非常に良く、扱いやすい。
価格もお手頃で、599円。
しかし、誇大広告と一部の虚偽のおかげで、買うのを躊躇ってしまう。
製品としてはマトモなので、セールスが下手くそな非常に惜しいマウス。

ゲーミングマウスとして販売されているが、もちろん期待しているような機能や性能は無い。普通のオプティカルマウスである。
製品仕様
項目 | 値 | 備考 |
---|---|---|
型名 | iMICE G-1800 | E-1800もあるらしい? |
メーカー | SIUOLIK | メーカーサイト見当たらず |
DPI | 800/1200/1600 | ボタン切替式 |
接続方式 | USBレシーバ | 2.4GHz |
サイドボタン | 無し | ボタン数4とあるけど、サイドボタンではない |
サイズ(縦・横・高) | 11.5・80・4cm | |
重量 | 64g | 電池含まず |
生産国 | 中国 | |
価格 | 599円 | 3,899円は地雷っぽいので注意 |
開封の儀
左:ブルー 右:レッド
箱の見た目が非常に良い。カラフルで色のチョイスが良い。
箱をパカッと。緩衝材はプチプチだけ。取り出しがラクで、ゴミも少なくて良い。
マウス本体は、新品の機械製品臭があるものの、キツイ感じはしない。
説明書はすべて英語。中国語だと読めなかったので、英語で良かった。
カラーバリエーションは2色。左:ブルー 右:レッド・・・とのことだけど、ブルーではなくブラック。
中華マウスあるあるで、電池ボックスの中にUSBレシーバが入っている。気づきにくい。
注意点
単4電池×2で動作するのだけど、乾電池は入っていない。別途用意しよう。

まー安いので、これはしょうがないですねえ
使用感など
★×5つが満点。
握りやすさ(★★★★)
指がスッと載る。フィット感よし。
ただ、手が大きめなクマタでも、すこし大きく感じる。
日本人の平均的な手のサイズに合っていない。
触り心地が良い
赤ちゃんの肌のようにスベッスベ。マット感があって、なかなかに良い。ついサワサワしてしまう。
クリック性能(★★★★★)
とても静かで、ほとんど音がしない。クリックボタンの下に、クッションを一枚挟んだような感触あり。
これだけ静かなマウスは、そうそう無い。
いまのところチャタリングは発生していない。
クリック感が良い
「トクットクッ」といったフィーリングがあって、中毒性が高い。意味もなくクリックしたくなる。
トラッキング性能(★★★★)
数ミリ単位でマウスカーソルが反応するため、価格の割には性能が高めな印象。
試しに「CS:GO」をプレイしてみたけど、普通に楽しめた。
ただし、素早い動きには弱く、即座に反応しないことが度々あった。
ガチでゲームを楽しむには、あと一歩足りない。
ラバーソールの取り忘れには要注意
気づきにくいけど、これがあることでトラッキング中に違和感が出る。
特に、細かい操作中に引っかかりを覚えるので、使用前に除去しよう。
ホイール性能(★★★)
ほどよいチルト感があって、スクロールが快適。
しかし、ホイールの軸が柔らかく、圧をかけすぎると折れそうな印象。
見た目(★★)
龍のイラストが印字されていて、縁起物と思う一方で、棒人間のイラストは合わない。
品質に疑問符
電池ボックスの蓋。バリが目立つ。
マウス裏面のラバーがズレている。
使用には大きな影響はないのだけど、ちょっと気になるかな。
価格の妥当性(★★★★★)
見た目には難があるけど操作性が良く、600円は安い。
だけど、これが1,000円と言われたら買わない。
オススメ度(★★)
多くを求めなければ、コスパに優れていて良いと思う。
ただ、これをメインには出来ない。
用途によってはオススメできるので、評価は★2つとした。
こんな人にオススメ
静音で無線の安いマウスが欲しい人
メーカーとか見た目はこだわらない、とにかく安いのが良い人。
予備のマウスが欲しい人
メインのマウスが故障したときの、バックアップ用に。
G-1800に似たマウス
サンワサプライ MA-WH123W
クリック感が似ているため、G-1800で代替できそう。
マイクロソフト GMF-00011
G-1800よりも質感が高く堅牢性はあるが、マウスとしての性能はほぼ同等。
怪しい点
細かく分析すると、とんでもない量になりそうなので2つだけ。
その1:メーカーサイトがない
Google検索で調査して分かったことは、不特定多数の業者が代行販売していることだけ。
なお、複数の怪しいECサイトで販売を確認。中には「フィッシング詐欺サイト」をKasperskyが検知。もし海外のECサイトで見かけても、危険なのでAmazonで買うのが良いだろう。

販売元が不明なだけで、これだけ胡散臭く感じるのですね~~
その2:型名が2つあるけど、どちらも同じ製品
「E-1800ブルー」と「G-1800レッド」を購入したのだけど、いずれも「G-1800」だった。

「G」はゲーミングだとして、「E」ってなんだろう?
気に入らなかった点
1. サイドボタンがない
ブラウジングのとき、戻る・進むボタンの有無で、操作性のストレス値が異なる。
2. 乾電池が2本必要
100円ショップの乾電池は4本入。
1本ずつ消費するのと、2本ずつ消費するのでは、コストが違う。
3. マウスサイドがラバーではなくプラスチック
マウスのトップ(表面)はシルキーな手触りで最高。
サイドだけプラスチックで統一性がなく、安っぽく感じてしまう。

滑り止めとして溝があるけど、夏場は手垢がべっとりになるんだよね~;;
まとめ
普通の光学式マウスとしては優秀。無線と静音の安いマウスが欲しければ買っても良さそうなレベル。
必要なくても、とりあえず1コ買っておこう!
ちなみに、Amazonでは「E-1800」と表記されているけど、届くのは「G-1800」なので注意しておこう。